「ポケットWi-Fi」という呼び方は、
そもそもワイモバイルという会社が元々、
現在のような「格安スマホ」がメインの会社になる前から
発売していたルーターの名称(Pocket WiFi)からきています。
でも今では実質「ポケットWi-Fi」という呼び方は、
ワイモバイルの「Pocket WiFi」も「WiMAX2+」どちらもまとめた呼び方になっています。
なので、ワイモバイルの「Pocket WiFi」と
ワイマックスの「WiMAX2+」と混乱してしまう人もいるかもしれませんね。
では実際に使い放題の回線を手に入れたいとして、
ワイモバイルの「Pocket WiFi」と、
「WiMAX2+」のどちらの回線を選ぶべきなのか?を解説します!
まず先に結論を言ってしまいますが、
「ワイマックス」を選ぶことを強くオススメします!
その理由は以下の4つです!
Contents
ワイマックスをおすすめする理由①「Pocket WiFi」と「WiMAX2+」の回線が違う種類だから
「Pocket WiFi」と「WiMAX2+」では、
そもそも回線の「種類」が違っています。
「Pocket WiFi」は、現在ソフトバンクの傘下に入っているため、
ソフトバンクの電波(FDD-LTE方式かAXGP方式)を使っています。
なので、ソフトバンクの電波が通じるところなら
原則使える、という事ですね。
逆に言えば、
あなたの活動範囲でソフトバンクの電波状態が
「悪い」ならば、「Pocket WiFi」の電波状態も悪い、
という事になります。
携帯の電波をそのまんま使うということは、
ソフトバンクユーザーが多い場所は、
どう考えても基地局が混んでしまうので、
たとえ速度制限になっていなくても、
速度が遅い!という事になってしまいます。
携帯電波と同じ形式を使っている以上、
これは避けることができません。
一方「WiMAX2+」は、スマホの電波アンテナとは
また別にアンテナが建っていて、
そこからWiMAXの電波を受信しています。
つまり「スマホの電波状態」とは関係がないんです!
そのため、携帯が混んでいてもワイマックスは
良好に通信ができる!というわけです。
ワイマックスをおすすめする理由② 回線の「実際の速度の違い」が明らかに大きいから
「Pocket WiFi」と「WiMAX2+」の速度面での違いは
こんな感じです!
WiMAX2+ | Pocket Wi-Fi | |
最大速度 | 1.2Gbps(W06で条件付き) 440Mbos(W05) | 612Mbps(2019年現在) |
速度制限 | 1日3GBか3日で10GB | 1日3GBか3日で10GB |
制限時の速度 | 1Mbps | 128Kbps |
制限が終わるのは | 1日後 | 月末まで回復しない (アドバンスプランを 追加契約していない場合) |
Pocket WiFiは、2019年3月から最大972Mbps
(2019年3月より大都市圏で開始)となるものの、
通常は612Mbps(603HW利用の場合)。
WiMAX2+は、最大で1.2Gbps(※W06利用時)と、
最大速度でも差がありますが、
Pocket WiFiが972Mbpsの最大速度になるには、
2019年3月より発売の機種の
「別売りのUSBケーブルの購入」が条件であり、
実際に普通の無線LANで通信すると、
最大568Mbpsまで落ちてしまいます。
いくらこの最大速度が実際に出ることはないとはいえ、
「速度のキャパシティが無い」ということになりますから、
速度を重視するならは、
絶対にワイモバイルは「無い」ということになりますね。
ワイマックスをおすすめする理由③「ワイモバイルは使い放題回線ではない!」
ここでちょっと疑問がわきませんか?
ワイモバイルの「Pocket WiFi」だって、
「ポケットWi-Fi」の仲間なんだから、
実質使い放題でネットできるんじゃないの…?と。
実はここがワイマックスを強くおすすめする最大の理由です!
ワイモバイルの「Pocket WiFi」は、
「使い放題ではない!」のが事実なんです。
実際にワイモバイルのホームページでも、
のように、1ヶ月の通信量は「7GB」までです。
これ以後は「128Kbps」に制限されます。
高速通信を復活させたければ、
料金追加で払ってくださいね、ということなんです。
しかもこの速度制限は、通常契約(Pocket WiFiプラン2のみ契約の場合)、
のままだと「月末まで復活しません!」
なんと不便なのでしょうか…
またワイモバイルの「Pocket WiFi」で使い放題にするには、
「アドバンスオプション」(月額684円)に追加加入する必要があります。
超えてしまう(プランB 3696円+684円=4380円)ので、
料金の有利さはなくなっている事に注意!
7GBを超えても、ソフトバンクに使っている電波
(AXGPかFDD-LTE)を利用することで、
なんとか使い放題を維持しています。
これなら確かに「見た目は使い放題」にはなります。
それでも3日で10GBを超えると、
結局は速度制限を受けて128Kbpsになってしまうので、
「アドバンスオプションの意味があるのか?」
という疑問符がついてしまうんですね。
もちろんWiMAX2+も、1日3GBを超えて速度制限に
かかってしまってすぐに高速通信を復活させたい時には、
追加料金を払う必要はありますが、
まる1日待てば、その翌日には、
制限がリセットされてまた高速通信に戻ることができます。
WiMAX2+なら…
→元々の実際の速度が高い
→速度制限を受けても、翌日には高速通信復活できる
→速度制限を受けても「1Mbps」はあるので、
YouTube動画は見れるレベル
これがPocket WiFi(ワイモバイル)なら…
→元々の実際の速度が低い
→速度制限を受けると月末まで復活しない
→速度制限を受けると「128Kbps」まで下がるので動画も満足に見れない
なので、どう考えてもワイマックスのほうが有利なんです!
ワイマックスをおすすめする理由④ 新規契約時にキャンペーンがない
ワイマックスの本家「UQ WiMAX」やWiMAXの代理店では、
新規の契約者を獲得するために、
様々な特典を契約者に用意しています。
それが「高額キャッシュバック」や「月額割引」なんですね。
しかしワイモバイルの「Pocket WiFi」は
新規入会者向けのキャンペーンはほとんど行っていません。
本家のソフトバンクではよく新規向けにキャンペーンを
行っているのに何故か「ポケットWi-Fi」では全然です。
なのにも関わらず、速度制限もキツイ、速度も遅め、
なのに月額料金もそんなに変わらないでは、
あえて「Pocket Wi-Fi」を選ぶ理由がないんです。
この「お得感の"なさ"」で、
ほぼ完全に「Pocket WiFi」を
あえて今選ぶ必要性は消滅しました。
なので、初めてポケットWi-Fiを選ぶなら、
「WiMAX2+」で間違いありません!